なんでそんなに夢中になるんだって、姉ちゃんに言われた。

あんたなら黙ってても女寄って来るでしょって。

なんで、なんてそんなのわかんねぇよ。


「山ちゃんっ、次出番だよっ」


あどけない、笑顔。

なんで俺、こんなに夢中なんだろう。

ただ1人の少年に。

これでも数人と、人並み程度に付き合ってきた。

すぐに別れて、また付き合って。

何股もかけたりした。

その度に、最低だって言われて。

だけど面白いぐらいに、女はすぐ寄ってきた。

まるで蛍光灯に群がる夜光虫のように。

・・・そうだよ。

こいつに振られたからって、どうってことない。

俺には女が沢山いるんだから。


―――――がたんっ。


「・・・?山ちゃん・・・?」

「・・・・・・・・・」


黙って壁際に追い込む。

熊ちゃんはただ、俺を見上げてくるだけ・・・。

すっと顔を近づける。


「・・・・・・・・・・やーめた」


やっぱ、やめよ。

こいつに振られたりなんか、したら。

俺、立ち直れないわ。


「・・・?あ、山ちゃんっ、出番だってばっ!!」

「・・・あいよ」


だから、きっと。


「あー、そういえば山ちゃん、さっき何しようとしてたの?」

「はっ・・・?!お前、マジでわかんなかったワケ・・・?!」

「?おうよ。」

「・・・・・・お前のホクロの生態調べてたんだよ」

「えっ、見ただけでわかるもんなのっ?!」


なんでそんなに夢中になるんだって、姉ちゃんに言われた。

あんたなら黙ってても女寄って来るでしょって。

なんで、なんてそんなのわかんねぇよ。

ただ、俺は。

“熊木翔”って人間が、好きでたまんねぇんだよ――――――。





_| ̄|○


ほんっとわけわかんねぇ・・・。
777キリリク。ショート様で「山→熊小説」。
なんかねぇ・・・。もう(´Д`)