洲本市禁煙支援センター

★タバコ関連データ集★
タバコにまつわる数値の根拠となる文献などを掲載しています。
できるだけ最新のデータを示しています。


項目 数値 出典 備考
タバコと死亡者数 タバコによる死者数
(世界)
20世紀に1億人、21世紀に10億人 2000年8月にWHOと世界銀行が発表した数値。
Press Release WHO/53
8 August 2000
HIGHER TAXES KEY TO BATTLE AGAINST TOBACCO, SAYS NEW WHO/WORLD BANK PUBLICATION
http://www.who.int/inf-pr-2000/en/pr2000-53.html


The Tobacco Atlas(2002,WHO)の下記ページなどでも引用されています。
http://www.who.int/entity/tobacco/en/atlas11.pdf
タバコによる死者数
(世界)
490万人/年 The Tobacco Atlas
World Health Organization 2002.10
http://www.who.int/tobacco/statistics/tobacco_atlas/en/

出典は下記。
Ezzati M, Lopez A, Mortality and burden of disease attributable to smoking and oral tobacco use, Global and Regional estimates for 2000, to appear in Comparative Risk Assessment, World Health Organization, 2002

2002年10月15日にWHOが公表しました。当時のプレスリリースは下記参照。
http://www.who.int/mediacentre/releases/pr82/en/

上記とは別に483万人と試算した論文が下記。
Ezzati M, Lopez AD.,Estimates of global mortality attributable to smoking in 2000., Lancet. 2003 Sep 13;362(9387):847-52.

Ezzati M, Lopez AD.,Regional, disease specific patterns of smoking-attributable mortality in 2000.,Tob Control. 2004 Dec;13(4):388-95.


「タバコは1時間あたり560人、1日あたり13,400人、1年間では490万人を殺している」と書いています。
6秒に1人とも計算できます。
「2020年には年間840万人がタバコによって殺されることになるでしょう。今日の若年喫煙者の2人に1人はタバコが原因で死亡するでしょう。タバコによる死亡者の大部分が発展途上国の住民となり、全死亡者数の70%を占めるようになるでしょう。」とも書かれています。

日本語版が出版されています↓
たばこアトラス「The Tobacco ATLAS」
B5判変形128頁 カラー版
定価 2,500円(税別)
発行 WHO(世界保健機関)
原書  ジュディス マッケィ(Dr. Judith Mackay)
マイケル エリクセン( Dr. Michael Eriksen)
翻訳  財団法人日本公衆衛生協会

以前の数値はPetoらの推計では1995年時点で約200万人でした。


タバコによる死者数
(日本)
19.6万人/年
(男16.3万、女3.3万)

厚生労働省研究班(主任研究者=祖父江友孝・国立がんセンター部長)が2008年に公表した国内の研究機関による最新の推計。タバコ関連死亡を、2005年時点で196,000人(男163,000人、女33,000人)と推計した。出典は以下。
J Epidemiol 2008; 18(6) 251-264
Population Attributable Fraction of Mortality Associated with Tobacco Smoking in Japan: A Pooled Analysis of Three Large-scale Cohort Studies(PDF323KB)
参考:2008/12/22 朝日新聞記事「たばこが原因で死亡、年間20万人 対策に増税必要?」
http://homepage2.nifty.com/nosmoke/news/2008news.html

また、1999年の死者数で102,403人という試算を出しているのが医療経済研究機構。
「たばこ税増税の効果・影響等に関する調査研究報告書」(平成14年3月)
(財)医療経済研究機構 東京都千代田区永田町1丁目5−7 TEL: 03-3506-8529  Fax: 03-3506-8528
http://www.nosmoke-med.org/signature/indexx6.html
http://www.nosmoke-med.org/signature/indexx9.html



PetoとLopezらの推計では、 2000年の日本におけるタバコによる死亡数は、113,411人(男89,583人、女23,828人)、全死亡に占める割合は12.1%と推定されています。1日当たり300人です。
113,000人の内訳は、癌62,000人(55%)(うち、肺癌42,000人)、心血管疾患21,000人(19%)、呼吸器疾患20,000人(18%)、その他10,000人(9%)となっています。
病気以外のすべての死亡(他殺、自殺、交通事故死、航空機事故死、列車事故死、労災死、自宅内事故死、転落死、溺死、中毒死、火災死、洪水・暴風などの自然災害死、その他の事故死)の合計73,805人よりも多いと指摘しています。
また、1950〜2000年の50年間の死亡数は250万人( うち100万人(40%)は35-69歳)と推計しています。出典は以下です。
Peto R, Lopez AD, Boreham J, Thun M and Heath Jr C. Mortality from Smoking in Developed Countries 1950-2000. Oxford University Press, Oxford, 1994.
World Population Prospects: The 1992 Revision: ST/ESA/SER.A/135, United Nations, New York, 1993; p.139.
World Population Prospects: The 2004 Revision: ST/ESA/SER.A/244, United Nations, New York, 2005.
http://www.ctsu.ox.ac.uk/~tobacco/
(最新版は第2版の
2006年6月改訂版となっています。2004年の最新データを使っているので以前の版とは若干数値が異なっています)※初版は1994年。第2版が2003年。その改正版が2006年。

また、下記サイトにPPTファイルなどのオリジナル資料が豊富にあります
http://www.deathsfromsmoking.net/
Published by International Union Against Cancer (UICC), Geneva: Switzerland, 2006

日本の数値が記載されている部分はこちら
http://www.ctsu.ox.ac.uk/~tobacco/C3160.pdf
日本のデータをビジュアルにまとめたPPTファイルはこちら(6MB)
http://www.deathsfromsmoking.net/download%20files/Country%20presentations/Japan/Japan.ppt

Petoらの推計の以前の推計値は、初版では、1995年時点で推定9万5千人(男7万6千人、女1万9千人)でした。また、第2版の最初の版(Mortality from smoking in developed countries 1950-2000(2nd edition: data updated 15 July 2003) )では114,200人(2000年)でした。
2006年版において1995年の死亡数の推計値は108,162人(男83,613人、女24,549人)と上方修正されています。

Petoらの推計の方法論については下記が出典。
Mortality from tobacco in developed countries: indirect estimation from national vital statistics. Peto R, Lopez AD, Boreham J, Thun M, Heath C Jr. Lancet 1992 May 23;339(8804):1268-78
Mortality from smoking worldwide. Peto R, Lopez AD, Boreham J, Thun M, Heath C Jr, Doll R. Br Med Bull 1996 Jan;52(1):12-21


タバコによる死者の内訳
(日本)
全死亡
男 9.0万人(17%)
女 2.4万人(5%)
計 11.3万人(12.1%)
(PetoとLopezらの推計)


男 5.2万人(29%)
女 1.0万人(9%)
計 6.2万人(21%)

肺癌
男 3.4万人
(87%)
女 0.8万人
(57%)
計 4.2万人
(79%)

COPD
男 8600人
(68%)
女 3100人
(48%)
計 11,700人
(61%)

心血管疾患
男 1.6万人(11%)
女 0.6万人(4%)
計 2.2万人(7%)


( )内の数値は喫煙が各死亡全体に占める寄与危険度割合を示す


(右上と同じ)
Peto R, Lopez AD, Boreham J, Thun M and Heath Jr C. Mortality from Smoking in Developed Countries 1950-2000. Oxford University Press, Oxford, 1994.
World Population Prospects: The 1992 Revision: ST/ESA/SER.A/135, United Nations, New York, 1993; p.139.
World Population Prospects: The 2004 Revision: ST/ESA/SER.A/244, United Nations, New York, 2005.
http://www.ctsu.ox.ac.uk/~tobacco/
(最新版は第2版の2006年6月改訂版となっています。2004年の最新データを使っているので以前の版とは若干数値が異なっています)※初版は1994年。第2版が2003年。その改正版が2006年。
参考までにアメリカの場合は下記の通り。

男 11.6万人 (40%)
女  7.0万人 (26%)
計 18.6万人 (34%)

心血管疾患
男  7.0万人 (16%)
女  7.5万人 (15%)
計 14.5万人 (15%)

( )内の数値は喫煙が各死亡全体に占める寄与危険度割合を示す


日本のデータ
http://www.ctsu.ox.ac.uk/~tobacco/C3160.pdf
アメリカのデータ
http://www.ctsu.ox.ac.uk/~tobacco/C2450.pdf


日本のデータをビジュアルにまとめたPPTファイルはこちら(6MB)
http://www.deathsfromsmoking.net/download%20files/Country%20presentations/Japan/Japan.ppt



受動喫煙による死者数
(世界)

603,000人
(2004年推計値)
2010年11月26日に英医学専門誌「ランセット(The Lancet)」に発表された論文。
The Lancet, Early Online Publication, 26 November 2010
Worldwide burden of disease from exposure to second-hand smoke: a retrospective analysis of data from 192 countries




192か国・地域を対象とした調査データは2004年のもので、世界の非喫煙者のうち子どもの40%、女性の35%、男性の33%が受動喫煙にさらされていた。受動喫煙による死者は世界で年間60万4,000人であり、全世界の死者の1%に相当する。そのうち、3分の1が子どもだった
受動喫煙によって死亡した半数(47%)は女性で、子供が28%、男性が26%を占めた。死因では60%が心臓疾患(37万9千人)、30%が下気道感染症(16万5千人)、続いてぜんそく(3万6,900人)、肺がん(2万1,400人)の順に多かった。
これに能動喫煙に起因すると考えうる喫煙者の死亡数を合わせると、2004年にタバコが原因で死亡した人は世界で570万人を超えるという結果が出た。

参考:2010年11月26日AFP記事 「受動喫煙による死者、年間60万人」http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2776808/6516492



147〜251人/人口100万人 2001年世界禁煙デーWHO資料
How second-hand smoke harms and kills non-smokers
http://www.emro.who.int/tfi/wntd2001/factsheets-p5.htm

このデータの出典はカリフォルニア環境保護局(California Environmental Protection Agency)の1997年のリポート。

California Enviromental Protection Agency (1997). Health Effects of Exposure to Environmental Tabacco Smoke : Office of Environmental Health Hazard
Assessment, California Environmental Protection Agency .



WHOは資料の中で
「EUに当てはめると、受動喫煙の犠牲者数は年間55,000から94,000人になり、中国では、185,000から317,000人という圧倒的な数になる。」と述べている。

朝日新聞はこれを引用して、2001/12/19付の「くらし」欄「受動喫煙 空気清浄機だけでは限界も 分煙対策に落とし穴」の記事の中で、
「日本の人口に単純に当てはめると、年間約1万9千人から3万2千人になる。交通事故死の2〜3倍だ。」
と指摘している。




受動喫煙による死者数
(日本)



6,800人
(肺癌と虚血性心疾患のみ)
受動喫煙による死亡数の推計について(解説)
http://www.ncc.go.jp/jp/information/pdf/20101021_tobacco.pdf(330KB)
2010年9月28日「タバコフリー築地フォーラム2010緊急集会:Smokefree〜タバコのない社会の実現をめざして」において、国立がんセンター・「喫煙と健康」WHO指定研究協力センターが発表した推計結果。




対象疾患を肺がんと虚血性心疾患のみとして、2005年時点での受動喫煙暴露割合を用いて推計し、男性2,221人(家庭407人、職場1,814人)、女性4,582人(家庭2,771人、職場1,811人)、合計6,803人(家庭3,178人、職場3,625人)が毎年受動喫煙により死亡しているとした。


これ以前の推計値としては、 肺がんについて、国立がんセンター研究所の山口直人・がん情報研究部長が2001年5月の世界禁煙デーに次のように発表した。
「旧厚生省が99年に全国の約1万4000人を対象に受動喫煙の状況を訪問調査しているが、職場や学校では35%、家庭では28%の人が「ほとんど毎日受けている」と答えた。このデータや人口動態統計、これまでの疫学調査でわかった受動喫煙による肺がん危険率などをもとに、99年時点で調べた。肺がん死者約5万2000人のうち、自分が吸うたばこが原因で肺がん死する人を約3万8000人と推計。残りの人たちのうち、非喫煙者は1万1000人と見て、さまざまなデータを分析して、1000人から2000人との数字をはじき出した。疫学調査によって危険率が異なるため、推計に幅が出た。 肺がんで亡くなる非喫煙者の8人に1人は、受動喫煙が原因だ。害は肺がんにとどまらず、心筋こうそく、子どものぜんそくなど、ほかにもたくさんある」



タバコと死亡率・寿命

喫煙者の死亡率(全体) 喫煙者がタバコ病で死亡する確率は50% イギリス医師会員を対象にしたコホート研究
Doll, R., Peto, R., Wheatley, K., et al. : Mortality in relation to smoking: 40 years' observations on male British doctors. BMJ, 309 : 901-911, 1994.
http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/309/6959/901

Doll, R., Peto, R, Boreham, J., et al. : Mortality in relation to smoking: 50 years' observations on male British doctors.
BMJ, 328 : 1519-1528, 2004.
http://www.ctsu.ox.ac.uk/~tobacco/Doll_BMJ.htm

グラフ
http://www.nosmoke-med.org/signature/indexx3.html
喫煙者の死亡率(肺癌)

20本/日で6人に1人
40本/日で3人に1人

肺癌で死亡する

平成12年5月31日「世界禁煙デー記念シンポジウム」中央大会(厚生省などが主催)で、国立がんセンターが発表したデータ

喫煙者の寿命

喫煙者の寿命は10年短い

禁煙により寿命は延びる
60歳で禁煙なら3年、50歳なら6年、40歳なら9年、30歳なら10年



Doll, R., Peto, R, Boreham, J., et al. : Mortality in relation to smoking: 50 years' observations on male British doctors.
BMJ, 328 : 1519-1528, 2004.
http://www.ctsu.ox.ac.uk/~tobacco/Doll_BMJ.htm
喫煙率 世界 先進国
男性35% 女性22%
発展途上国
男性50% 女性 9%

アメリカ (2000年)
23.3%(男性25.7% 女性21.0%)
イギリス (2001年)
27.0%(男性28.0% 女性26.0%)

先進国の男性喫煙率比較グラフはこのページの最下部にあります。

高喫煙率Top10
ナウル(南太平洋) 54%
ギニア(アフリカ) 52%
ナミビア(アフリカ) 50%
ケニア(アフリカ) 49%
ボスニア・ヘルツェゴビナ(東欧) 48%
ユーゴスラビア(東欧) 47%
モンゴル(アジア) 47%
イエメン(アフリカ) 45%
サントメ・プリンシペ(アフリカ) 44%
ルーマニア(東欧) 44%

低喫煙率Best10 ※
リビア(アフリカ) 4.0%
セネガル(アフリカ) 4.6%
ルワンダ(アフリカ) 5.5%
オマーン(アフリカ) 8.5%
ナイジェリア(アフリカ) 8.6%
バルバドス(中南米) 9.0%
UAE(中東) 9.0%
ハイチ(中南米) 9.7%
バハマ(中南米) 11.5%
サウジアラビア(中東) 11.5%

Tobacco control country profiles Second edition - 2003
http://www.who.int/tobacco/global_data/country_profiles/en/

The Tobacco Atlas
World Health Organization 2002.10
http://www.who.int/tobacco/statistics/tobacco_atlas/en/


世界各国のデータはTobacco control country profilesのサイトの世界地図をクリックまたは下記地域名をクリックしてから国名をクリックするとpdfファイルが開く
アフリカ 南北アメリカ 東南アジア ヨーロッパ 中東 西太平洋

タバコアトラスの世界各国の喫煙率データ一覧のページは下記。
http://www.who.int/tobacco/en/atlas40.pdf
(pdfファイル 94kb)

タバコアトラスの各国のデータの出典は下記。
http://www.who.int/tobacco/en/atlas42.pdf
(pdfファイル 189kb)

特に中国には3億人以上の男性喫煙者がいる上に、喫煙が健康リスクであるという知識が普及しておらず、タバコ産業は巨大市場として重要視している。
http://www.who.int/tobacco/en/atlas5.pdf

タバコ産業は「スリム」「低タール」「メンソール」などの文句で女性をターゲットにしたキャンペーンを展開している。
http://www.who.int/tobacco/en/atlas6.pdf


※ 調査データのない国もあるため、喫煙率が低い国は他にもあると思われる。例えば、2004年12月17日からタバコの販売を一切禁じ、国内で事実上の全面禁煙を世界で始めて実施したブータンは、喫煙率は1割以下と言われているが、調査データがない。
また、国によっては調査方法などに問題があるため、必ずしも国民全体の喫煙率を表していないデータもあると思われる。

日本 20.1%(男性32.4% 女性9.7%)
※2011年厚労省調査

20.9%(男性32.2% 女性10.5%)
※2013年JT調査

厚生労働省・平成23年国民健康・栄養調査
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002q1st.html

JT・2013年全国たばこ喫煙者率調査
http://www.jti.co.jp/investors/press_releases/2013/0730_01.htmll


日本の全国規模での喫煙率調査には厚労省とJTの2つの調査があるが、同一調査年で比較すると、JT調査結果は厚労省調査結果に比べて男女とも喫煙率が高くなっていることが多い。

両者の比較や月別・今現在の喫煙率の推定については下記を参考にされたい。

喫煙率・禁煙者数推定方法(洲本市禁煙専門外来&洲本市禁煙支援センター)
http://homepage2.nifty.com/nosmoke/smokingrate/method.html

タバコの有害性 アスベストと
タバコ
「非喫煙者が1日1時間、喫煙者とともに同室で過ごすと、アスベストを含有する建物で20年間を過ごすよりも、肺癌を発症する確率が100倍近く高くなります」(Sir Richard Doll, 1985)
Doll R, Peto J, Asbestos-Effects on health exposure to asbestos. Her Majesty`s Stationary Office, 1985 WHOの出版物 The Tobacco Atlas(2002) や Building Blocks for TOBACCO CONTROL(2004) などにも引用されています。
・・・問い合わせの多いものから追加していきます


出典:WHO:Tobacco control country profiles Second edition - 2003
調査年:イギリス2001年、フランス2000年、イタリア2002年、ドイツ2000年、オランダ2001年、スウェーデン2000-2001年、日本2000年、カナダ2001年、アメリカ2000年、オーストラリア2001年