【玉葱栽培の急所】

 

玉葱は古くから淡路島の
特産品として、私の研究で
欠かせない作物の
一つです。

私が36歳の折り、当時の
神戸新聞・淡路総局長の
佐藤文作さんから話があり、
「貯蔵性のよい玉葱作りを
しよう」とのタイトルで、
1週間連載をしました。

           →抜粋
私の玉葱(2002.4.9撮影)
その後も、玉葱の研究に没頭
して30年、結論として言える
ことは、ますます
「農薬に頼る栽培法」になって
いるということです。

根作りと、三要素はもちろん
微量要素を含む肥培管理が、
農薬に頼らない玉葱作りを
実現することに着目し、
農家指導に力を入れています。
根盤部が全てを語る急所です
燐酸・硫酸カルシウム・
マグネシウムが強力な
貯蔵性向上に役立つことを
立証することができました。
根盤部の面積や隆起が
腐敗防止に大きな働きを
していることもわかりました。
  
  
根量が少なく体力の弱い玉葱
こんな玉葱では話にならない

 
 
気象条件に大きく左右されることは
必然ですが、定植〜収穫までの過程を
気象と関係なく、生育相として
頭の中に覚え込み、暖冬であろうと
無かろうと、例えばタ−ザンという
品種であれば、この時期にはこの姿・
大きさ・葉の立ち具合で良いのだと
確信できるまでの観察が必要です。

他の品種も同様で、時期時期の
観察が正確であれば薬に頼らない
思い切った減農薬栽培が可能です。
是非研究してみて下さい。

根量が多く、多収で病気に強い理想的な姿
 


 農家の皆さん、「どこそこの○○さんの玉葱」、と名誉なご指名を頂くような
玉葱作りの為に、私と一緒に研究してみませんか。


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