ニコチン依存(身体的依存)
タバコに含まれるニコチンは喫煙者の脳に作用してホルモンのバランスを崩し、タバコが切れると「イライラする」「集中できない」「どうしてもタバコが吸いたい」という衝動を起こします。喫煙によりこれらが消失して「ホッとする」「落ち着く」という気持ちになりますが、これが「ニコチン依存」といわれるもので、禁煙しにくい最大の原因です。
起床後30分以内に1本目を吸う人、1日25本以上吸う人、たばこ依存度テストで7点以上の人などは、ニコチン依存が強い人です。
この依存は禁煙後いつ消えるか → 3日で消えます
どう乗り切るか → ニコチン製剤を使うと楽に乗り切れます
心理的依存(行動的依存・習慣)
タバコを長年吸ってきたことによる、習慣になっているとか、手持ち無沙汰の解消とか、間を持たせる、などの依存です。
長年吸っている人には誰にでもある依存ですが、特に、起床後30分以上たってから1本目を吸う人、1日数本しか吸わない人、たばこ依存度テストで3点以下の人は心理的依存が強い人です。
禁煙後いつ消えるか → 数週間かけて徐々に消えて行きます
どう乗り切るか → 環境改善、行動パターン変更、代償行動などで乗り切ります