【タマネギの葉や根の鑑定】
 
 

理想的な葉

 品種によって多少の違いはありますが、
おおむね葉がピンと立っていると耐病性が強いです。
よく観察をすると、葉の切断面が丸いほど理想的なタマネギです。
葉面に凹凸が多いタマネギほど病気抵抗性が弱いです。

また、各葉の付け根の間隔が接近するほど芯腐れが多発します。

葉がきれいに立ち、健康なタマネギ栽培の急所を知り、
農薬散布の回数を思い切って減らす努力をしましょう!



理想的な根

タマネギの根は、概ね下へ30p、横へ60p伸びると言われています。
太く、長く、多く(1個体当たりの根数)が病気抵抗性と
収量増加を高める秘訣です。
毎年、超極早生(3月末)でも10t/10aの収量を
上げている農家があります。
その方に「秘訣は?」と尋ねたところ、
「肥大期までの根作りですよ」との答えでした。
目に見えない根作りに力を入れることが、
耐病性と収量に大きな影響を与えます。


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